臭い対策

フクロモモンガは愛らしい外見と人懐っこい性格ですがその臭いについては飼育前に知っておいた方がいい点があります。

1. 臭腺からの分泌物: 頭、胸、肛門、手足、口、耳に臭腺があり、獣臭の原因となります。
2. 糞尿: 特に尿の臭いが強く、トイレの躾ができないため、様々な場所で排泄することがあります。
3. オス: 一般的にメスよりも臭いが強いです。特に発情期には臭腺からの分泌物が増え臭いが強くなります。
4. メス: オスほど強くはありませんが無臭ではありません。

こまめな掃除と換気

フクロモモンガのニオイ対策の基本は、こまめな掃除と換気です。

• ケージの掃除を頻繁に行う。ただ洗いすぎるとストレスがかかるので2週間に1度くらい。
• 毎朝窓を開けて空気を入れ替える。
• 換気扇や空気清浄機を併用する。

適切な消臭剤の使用

フクロモモンガに安全な消臭剤を選んで使用することが重要です。

• 無香料タイプの消臭剤を選ぶ。
• 天然成分の消臭剤を使用する。
• ケージを消臭剤で拭く。
• 部屋に消臭剤を置く。

飼育環境の工夫

• アクリルケージを使用する。
  アクリルは排泄物がしみにくく、臭いが閉じ込められるため、室内への臭いの拡散を軽減できます。
• 脱臭機を設置する。
  ケージの周囲に脱臭機を置くことで、漏れ出た臭いを効果的に除去できます。

その他の注意点

• フクロモモンガの食事に気をつける。
  タンパク質や脂質の多い食べ物を与えすぎると、糞尿の臭いが強くなる可能性があります。
• 完全に臭いを消さない。
  フクロモモンガにとって臭いは重要なコミュニケーション手段なのでストレスにならないよう適度な臭い対策を心がけましょう。

これらの対策を組み合わせることで、フクロモモンガとの快適な生活が可能になります。ただし、フクロモモンガの健康と快適さを最優先に考えながら臭い対策を行うことが大切です。