フクロモモンガは、オーストラリアやニューギニアなどに生息する小型の有袋類(カンガルーやコアラと同じ分類)です。学名は「Petaurus breviceps」で、英語では「Sugar Glider(シュガーグライダー)」と呼ばれています。
フクロモモンガの最大の特徴は、その名前にもある「フクロ(有袋)」と「モモンガ(滑空する能力)」です。お母さんのお腹にある袋で赤ちゃんを育てるだけでなく、前足と後足の間にある皮膜を広げて木から木へ滑空することができます。
主に夜行性で、樹上生活を好みます。体長は約15〜20cm、しっぽの長さはそれと同じくらいで、ふわふわとした大きな目が特徴です。また、甘い果物や樹液を好んで食べることから、英名の「シュガーグライダー」と名付けられました。
飼育する際は、フクロモモンガは群れで生活する動物なので、孤独を避けるために複数飼いが推奨されることが多いです。また、人懐っこい性格で、飼い主との絆も深まりやすい動物として人気です。